山野草調べ


撮影:栃木県日光市小田代ヶ原
花名 フモトスミレ(麓菫)
科/属 スミレ科ミヤマスミレ類
分布 岩手県から屋久島に分布し、海岸近くの山地から標高2000m付近の照葉樹林の林縁や草原に生える多年草
特徴 全体に小型で、草丈3〜6cm。葉はやや水平に広がり、長さ1〜3cmの卵形だが、変化が多い。表面は普通、暗緑色で光沢がなく基部に毛があり、白っぽい。裏面は濃い紫色を帯びる。
花は直径1cm前後。唇弁には細かい紫色のスジがあり、側弁の基部には毛が密生する。ふつう上弁や側弁より唇弁が小さめで、側弁は下向きになり、上弁を反転させるように咲く。唇弁の距や花柄は紫色を帯びる。各花弁に紫色のスジが入るもの、花弁の裏側が紅紫色になるもの等、花の色も変化が多い。
花期 3月下旬〜5月中旬
備考 葉に白い斑が入る「フイリフモトスミレ」、花が純白で紫色のスジがないものを「シラユキフモトスミレ」という。
● 花が無いとシハイスミレに似るが、葉の表面の毛で見分ける。また、トウカイスミレやヒメミヤマスミレもよく似ていて杓子定規に判断できないことも多い。だが、柱頭、側弁の毛、萼片の付属体などを細かく観察すれば、微妙に違いがあるので区別できるのでは?
フモトスミレの仲間は地域によって変異が多く、中間型も含めると選別が難しいそうです。野山に出かけ、ジックリと観察する時間を設けたいものです。

花弁は細く繊細な感じがした。葉に毛がなく裏は紫色でした。
埼玉県飯能市子の権現にて
花弁裏が紅紫色を帯びていて、葉は明るい緑の毛が無く、出逢ったときは清々しい感じがしました。