栽培棚のすみれ

アマミスミレ

Viola amamiana Hatusima
 恐らく日本のすみれの中で一番小さいのではないでしょうか?個体数は少なく奄美大島から沖縄本島に分布。渓流沿の岩場など湿った場所に生える。全草、毛に覆われている。根茎は長く地中を這い、密に分岐し増えるので一面に群生する。


 オリヅルスミレ同様、亜熱帯生まれのすみれは暑さに弱い性質を持つ。栽培に於いては、自生地が渓流沿いのため湿度は70%以上を保つようにするのがポイントと言える。根から子株がどんどん増えあっという間に群生するが、ある日突然…茎葉が弱り腐りはじめてしまう。この場合は慌てず、根と株を切り離し(植え替えない)そのまま水やりを続けていれば再生することが多い。葉は1枚1枚切り離し、葉挿しをすると高確率で培養できる。種子は非常に小さく乾燥に弱いので採り蒔きとする。高い発芽率です。
◆ アマミスミレの栽培ポイント
夏の蒸し暑さの対策
高湿度の環境
培養用土 特に用土は選ばないが、ハイゴケと共に植え込むのがポイント。
鉢サイズ 擂鉢広深型・浅鉢・方形鉢・プラ中深鉢などで3号以上・火山岩石も良い
根は横に這い、芽が増えますので鉢が小さいと直ぐにはみ出してしまいます。深鉢よりも幅広の鉢。
肥料 液肥中心(ハイポネックス+モフミンk)置き肥は過肥になり根腐れを助長するので止めた方が良い。
花後から7月初旬迄と9月下旬から11月初旬まで、週1回すみれの株元に混合液肥を噴霧してやります。
置き場所 風通しが良い棚上で日向かい或いは半日陰(チラチラ当たる方が良い)そして高湿度を保つ。
高湿度維持のため、食器用水切りザルや衣類用プラ整理箱を利用し周年箱の中で管理培養しています。
●真夏の直射日光下では葉焼け⇒死滅に繋がるので、寒冷紗など用いた日陰で管理する(6月〜9月)
●冬の寒さと霜には弱く、晩秋からは家の中に取り込んだ方が良い(最低5℃以上が望ましい)
潅水 培養土や置き場所にて各人変わりますが、普通です。乾燥に特に弱いので水切れは要注意です。
ウンチク 1.何種類かのハイゴケを2cm位に切って混ぜて培養土の上に敷き、その上にアマミスミレの根を這わせ
  更にその上にハイゴケを被せて管理すると生育が良い。
2.植替えは殆ど必要ないが3年に1回位。且つ、ハイゴケの更新(ツーンとした独特の匂いがしたら)
3.葉挿しによる増殖は成功率が高い(8割強です)花後に出る葉を利用する。
アマミスミレ(栽培品)
全草に毛が多い
正面ドアップ(下弁は他に比べ小さい) 横顔です(花柄の荒毛)
葉は卵型で小さい(1cm前後) 葉挿しからの増殖株
種蒔き10個で芽が10個(発芽率100%) プラ衣類整理箱の管理培養地
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