魔法の鉢を作ろう


 市販の鉢に物足りなさを感じていませんか?
自前のオリジナルの鉢を作ってみませんか? 材料は「セメント」と「新聞紙」です。
焼き物の鉢より石鉢に近いため「高山植物」の栽培に適した鉢といえます。作り方は紙粘土工作と同じ要領と思えばいいでしょう。いろんな形に作れます。
 ★ 京都府在住の大野月子氏(東アジア野生植物研究会・牧方山草会会員)考案の素晴らしい鉢です。

● 紙粘土造形鉢
【素材作り】

・新聞紙束8枚を手で千切ってポリバケツ等の容器に入れます。

・新聞紙が隠れるほど水を入れて2時間くらい浸しておきます。

・ふやけた新聞紙を更に小さく千切ります。

・どろどろになるまで揉み千切ります(鉄棒などで引っかき回てもよい)
← ドロドロになった素材(新聞紙)

・洗面器などの容器にビニール袋を被せて準備します(汚れ防止)

・ペースト状態になった素材をザルなどですくい、準備した容器の中に入れます(手ですくって入れても良いが時間が掛かる)

・暫く置いて、染み出た余分な水は捨てます(この場合、素材を絞って水分を抜かないように)
・セメント1.2kgくらいを上から塗し、入れます。

・均等に混ざるように練り合わせます。

※忘れましたがビニ手袋を使いましょう。
 素手だとコンクリート悪で手が荒れてしまいます。

・素材が柔らかいとセメントを足していきます(入れすぎるとブツブツになる)
・練り合わせが粗いと粘着が悪くなります(手抜きは駄目)

※練っている傍から硬くなりますが、慌てず練り合わせます。

※色づけは着色剤(顔料)を用いると良い(ホームセンター等で購入)

● シロセメント用の着色料が50gで300円でした。灰色の普通セメントに使用すると倍くらいの量が必要になります。
・鉢を作る大きさ分の素材を千切って取り出し、新聞紙などを敷いたテーブルの上に置きます。

・厚さ2cm位になるように均等に押し広げます。
 饅頭素材を作る要領ですね・・・。

※この素材は焦げ茶の着色料(髪染め)で色づけしたものです。

※コンクリート用着色料が身近に有れば一番良い。
 黒色は墨汁で代用できる(注意:凄い汚れるので周りを考慮する)
・成型用に岩らしく見せるため新聞紙やチラシを準備します。
 私はゴツゴツ感が出やすいチラシを主に使います。

・角を摘み、其処を支点にして捻ります(右巻き、左巻きどちらでも)

※白色の丸は瓶のプラ蓋です(鉢底の穴に利用します)
 青い棒?は、発泡スチロールを千切って造った水引穴用
 素材は何でも良いのです。身近で利用できるものなら ^^)v
・ビニボールの底中心辺りに蓋を置き、その脇に青い棒を配置します。
 (瓶の蓋は無くとも、仕上げ前に底穴を開ければ良い)


・次に、捻ったチラシを、周囲にグルグルと回します。
 ここでの入れ方は、縦でも横でも構いません(任意です)

 ※入れ方でオリジナル性が出る(同じものは2個出来ない)
※上からビニ袋を被せますと出来上がりの表面が滑らかになります。


※そのまま、利用しますと表面が荒々しく岩に近くなります。
 縦置きと、横置きでも表情が違います。好みで創ってみて下さい。
・プラ鉢の中へ素材を入れて、鉢の内側に強く押しながら形を整えます。 肉厚は1〜2cm位が良いようです。

・底の部分は瓶の蓋の上部が見えるように素材を廻りに押し込んで行く。
◎翌、一日おいた状態

・18〜20時間ほど、放置して、新聞紙を外します。
 この時、勢い良く取ると割れることがあるので、無理に剥がさない。

※素材にビニールや新聞紙が食い込んでいる場合は、周りを切って、食い込んだ新聞紙などはそのままにする。時が発てば自然に剥がれる。
◎新聞紙などを処理した状態

・この次点では未だ柔らかいので、加工や補修が充分に出来ます。
 木のヘラなどで軽く叩いてバリを治します。

・このまま天日干しにします。

※夏場だと1日で乾き、直ぐに使えます(灰汁抜きは不要です)
【完成】

・色はイマイチですが、冷たく・吸湿性あり


・難物の山野草に用いています(高山植物が主ですが)

※鉢形よりも岩形の方が、よりオリジナルって感じがする。
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